目次
VEGAN(ビーガン)ってそもそも何だ?
VEGANはライフスタイルの1つ

VEGANは
動物から搾取しない生き方を
支持する人々のことです。
VEGETARIAN(ベジタリアン)は食の選択として
野菜、果実、豆類、穀類、種子類、ナッツ類、海藻類を選びます。
VEGANは食以外のすべてのライフスタイルにおいて
動物を傷つけない選択を選びます。
ライフスタイルというのは、
簡単に言うと
朝はパン派?ごはん派?など
100人いれば100通りの
選択、ライフスタイルがあります。
その中の1つとして
VEGANというライフスタイルがあるのです。
いろんな思想を持った人がいる

100人いれば100通りのライフスタイルがあるように
VEGANにもさまざまな思想の人がいます。
大きく分けると下記のようになります。
- 健康のため
- 環境保護のため
- 動物愛護のため
- ただ楽しいから
<健康のため>
菜食の生活を送ること=病気のリスクを減らす
<環境保護のため>
畜産業による環境へのダメージ
<動物愛護のため>
同じ生き物なのに命を奪うことが許せない
<ただ楽しいから>
精神的な健康の一つとして
めちゃくちゃざっくりと書くと
理由としてはこんな感じですね。
VEGANとなるきっかけは本当に十人十色です。
どれがいい、とかありません。
思い立った時からあなたはVEGANとしての
ライフスタイルを実践できます。
私がVEGANになったきっかけ
1) インドでの経験

インドへ初めて訪れた際に衝撃を受けたのは
彼らは豚・牛の肉を食べないということでした。
牛:ヒンドゥー教徒にとって神聖な生き物
豚:イスラム教徒は食べることが禁じられている
インドは国民の約80%がヒンドゥー教徒、
約15%がイスラム教徒です。
滞在していた2か月間中
一度も牛・豚肉を口にしませんでした。
売店にもレストランにも置いてないので。笑
驚いたことに、今まで日常的に食べてきたのに関わらず
「どうしても食べたい!」という感情になりませんでした。
逆に、道端で安く手に入る果実や野菜を
日本にいるときよりも多く食べていました。
そして今まで気付かなかった
果実や野菜のみずみずしさや香りに
どんどん引き込まれていきました。
帰国直前のタイミングで
「このまま肉が無くてもイケそうだからベジタリアンになろう!」
と軽い気持ちで始めたのがきっかけです。
動機は、美味しく・楽しいからでしかありませんでした。
2) 健康長寿のための本との出会い

ゆる~く始めた菜食生活の中で出会ったのが
「Fit For Life」という1冊の本でした。
’’「ベジタブル(野菜)」という言葉はラテン語の「ベジタス」という言葉に由来したもので、
「活力に満ち、元気横溢」という意味である。’’’’もし人々がステーキを食べたくなったとしても、
わざわざ牧場に出かけ、無防備な仔牛を殴り殺し、
死体を切り開き、血やはらわたをかき分け、
やっとの思いでほしい部分を手に入れるような過程を経なければならないとしたら、
この世にどれだけ多くのベジタリアンが増えることだろう。’’’’「この地球上に、決して乳離れしない唯一の哺乳動物が存在している。
その動物とは人間のことである」’’
などなど、衝撃的な内容が山ほどありました。
心身の健康を目指すうえでも
この本は有益な情報が詰まっているので
読むことをおすすめします。
スーパーに並んでいる肉は
間違いなく誰かが生きている動物を殺し、加工しているのです。
健康を促すイメージで宣伝されている食肉や牛乳を飲むことに
企業の癒着があることを知り、驚きました。
この本との出会いをきっかけに
健康のため、そして動物愛護のために
菜食を続けようと固く心に誓いました。
3) 衝撃的なドキュメンタリーを見て

YouTubeに投稿されている
ワニ革が作られる様子、鶏卵ができるまでを
見る機会があり、はじめは興味本位で見ました。
自分がいかに無知で生きてきたか
思い知らされました。
涙が止まりませんでした。
同じ生き物なのに、
儲けるために殺してもいいの?
売れない生き物は機械で粉々に殺してもいいの?
…
心が痛くて耐え切れませんでした。
私たちが動物から搾取しているものは
食べ物だけで無く
- 化粧品(動物実験)
- 服(毛皮・ファーなど)
- 鞄・靴(ワニ革・牛革など)
身の回りの物に沢山あることに気づきました。
そして、食以外にも
自分ができる全ての選択で
動物から搾取しないほうを選ぼう!
と心に決めました。
VEGETARIANからVEGANになったということです。
人生は選択の山
昼ごはんに何を食べるか?
今日何を着るか?
スーパーで何を買うか?
毎日私たちは選択しています。
その選択肢の先を少し考えてみることから
考えてみませんか?
どんな過程があるのだろうか?
どんな人が携わっているのだろうか?
何が原料になっているのだろうか?
自分のライフスタイルを急に大きく変えることは
ストレスにもなるし現実的ではありません。
食卓に肉があったら
命をいただくことに心から感謝して
食べるのも大切な一歩だと思います。
VEGANという選択、
ライフスタイルがあっても
いいですよね?

(路上で果物を販売する少年@インド)