菜食生活のススメ③~動物愛護~

今回は菜食生活を送るために
最も大切なことを書きます。

動物愛護の視点から
菜食生活になる利点を述べます。

人間は生物界のトップなのか?

百獣の王といえば?
ライオン

陸上最強動物といえば?
ゾウ

海のギャングといえば?
シャチ

昆虫界の王者といえば?
カブトムシ

などなど
ツワモノとイメージされる生き物たち。

人はどうでしょうか?

人はその頭脳を発達させることで
ほかの生き物には無い「知性」の面で
ツワモノとなりました。

そしてその知性を利用し、
ほかの生命までも操ることができるようになりました。

ということは
人間はなんでもできるようになったのでしょうか?

いいえ、
人間は単に「知性」の領域でトップなだけです。

海の中の微生物や土の中のミミズにも敵いません。
酸素を作り出すことも
土を食べて土を豊かにすることも
人間にはできません。

彼らはどこに暮らすべきか、
何を食べるべきか、
どう繁殖すべきか知っています。

彼らは本能のままに、
そして最善の生き方を知っています。

知性で、頭ばかり発達した私たち、
何か忘れていませんか?

ただ、食べること
ただ、寝ること
ただ、生きること
そして
ただ、愛することを。

動物性食品はどう作られているか?

あなたは毎日どんなものを食べていますか?
スーパーでは何を買いますか?

私たちの日常には
綺麗なパックに入ったお肉や卵、
陳列された牛乳などが
当たり前に手に入ります。

そう、
手軽に「製品」として購入できます。

しかし彼らは、始めから「製品」だったのでしょうか?
人間に食べられるためだけに
この世に生まれたのでしょうか?

誰でも少し考えれば想像できるはずです。

パックにされる前の姿…
肉とは、もともと生きていた動物の身体だって。
牛乳とは、もともと仔牛のための食べ物だって。
卵とは、これから生まれてくる小さな命だって。

それが知らない「誰か」の手によって
育てられ、殺され、切られ、売られているんだって。

 

あなたは想像できましたか?

そして
そのあなたの想像は、事実と同じでしょうか?

 

彼らがどんな環境で育てられ、
何を食べさせられ、
どんなプロセスで
スーパーにこうして並んでいるのか
知っていますか?

私は今まで、24年間
知っているつもりで過ごしてきました。

当たり前のように肉を毎日食べていました。
むしろ、
食べることがその動物にとっての幸せだ、
とさえ思っていました。

でも、私は本当のことを
知らなかったのです。

想像はなんとなくできたけれど
「事実」を見たことが無かったのです。

「事実」を知っていくうちに、
動物性食品に対する考え方が180度変わりました。

 

考え方は人それぞれです。

現状、ヴィーガンに対する偏見は
無いとはいえません。

全ての人がヴィーガンになるべき、
とはいいませんが、
事実を知らないのまま、否定するのは
おかしくないですか?

否定するのも、ヴィーガンを支持するのも
個人の自由ですが、
まずはできるだけ多くの人に
事実を知っていただきたいです。

意見を述べるのはそれからじゃないですか?

 

あなたが今すぐ菜食に変えたくなるオススメ映画2選

Okja

パラサイトの監督、ポンジュノ氏による
ネットフリックスオリジナル映画です。

遺伝子組み換えで誕生した、
自然界では存在しないはずのスーパーピッグ、オクジャ。

そのオクジャと共に過ごす少女ミジャの話です。

安くて質のいい肉を大量生産するために
オクジャは人の手によって開発されました。

ストーリーの展開につれて
人が動物を食べるために命を操る恐ろしさが
衝撃的なシーンとともに伝わってきます。

金のためなら
遺伝子を勝手に組み替えたり
生殖を強制したり
殺してもいいのでしょうか?

実際には存在しない生物だからこそ
食肉業界の実態を
リアルに描くことができたのではと思いました。

オクジャとミジャが豊かな自然の中で
のびのびと暮らしているシーンと、

オクジャと同じスーパーピッグが
次々と殺され製品にされるシーンは
今でも脳裏に焼き付いています。

Dominion

YouTube検索「Dominion」で閲覧可能です。
ナレーションは英語ですが映像だけで十分理解できます。
※かなり衝撃的です。夜一人で観ると寝れなくなります。

そのタイトルの通り、
人が動物をどう「支配」しているかを
ドキュメンタリーで訴えてます。

実際の畜産業界の現状です。
真実が包み隠さずにまとめられてます。

食肉、卵、牛乳、毛皮、皮革製品などが
どう動物から搾取されているか、
想像できるけど見たことはなかった
裏側を知ることになります。

人が食べるためだけに扱われる命。
劣悪な環境で、異常な成長を強いられる動物。
私たちと同じように痛みを感じる生き物。

人間が食べるため、着るためなら
ほかの動物が傷つくことは許されるのでしょうか?

開始数分で目を覆いたくなるようなシーンもあります。

信じられないほどの汚れた環境や
非人道的な動物の殺し方、
動物を製品としてしか扱わない人間、
苦しんでいる動物たち…

動物の命の価値ってなんですか?
動物だったらなんでもしていいのですか?

自分とは無関係の話では無いです。

ヴィーガンって偽善じゃない?
って思う人には是非見ていただきたい作品です。

※画像はイメージです。

みんな同じ「命」なんだ

 

 

命の価値はみんな同じです。


人の欲望を満たすために犠牲となる動物たち。

殺してもいい命
好き勝手扱っていい命
金を稼ぐためだけの命

そんな命はありません。

 

愛するペットと
テーブルに調理された牛は
同じ価値ある命です。

誰しも愛されるべき存在なのです。

非人道的な営みから卒業するために
私たちができることは
事実を知り、
個人単位で行動を変えていくことです。

 

あなたにとって他人にみえても
誰かにとってかけがえの無い存在なのだから。

 

もし、いただくときは心の底から感謝して
命をいただく気持ちで。

選べるときは動物から搾取しない選択を。

 

それが私たち人間ができる
最善で気持ちいい生き方だと
私は思います。

 

 

以上
菜食生活のススメ①~③でした。

ヴィーガンについて
あなたの無知に一筋の光をさすことができたら光栄です。