目次
会社を辞めて1年。何をしていたの?
昨年の6月末に会社を辞め、
7月~9月インド
9月~12月アメリカと
約半年、今までいた環境と距離を置きました。

そして
どんな人生を送りたいか?
人生で何を成し遂げたいか?
を考える時間を過ごしました。
そこで新しい出会いや
見たことの無い景色、
触れたことの無い文化を目の当たりにしました。
自分が
何にワクワクするのか、
何がイヤなのか、
埋もれてしまった素直な気持ちを
掘り起こすような感覚でした。

全く異なる2国を訪れたことで
お金や物質がもたらす豊かさが
必ずしも精神的豊かさを生むわけではないと
実感しました。
また、大量生産・大量消費で
自然やほかの生き物を
犠牲にして成り立つ生き方に
違和感を覚えました。
そして、自分が精神的に豊かに、
「幸せ」に生きるために何を望むのか?を
模索し始めました。
その際に軸となったのは
- 都市部ではなく自然環境に近い暮らし
- 人にも環境にもやさしい生き方
- 本音で語れる人間関係
- 「幸せ」を分かち合える人がいる環境
この4つでした。
「自然と共に生きる」
「エコ活動」
「農のある暮らし」
「心身の健康」を
キーワードに書籍やネット上で
理想の暮らしを探してきました。
その中で見つかった言葉が
「エコビレッジ」でした。

「エコ」
自然環境に意識をむけた持続可能な
「ビレッジ」
親しい人間関係を築くことが
できる小規模コミュニティー
という定義で
私の中でピタリとはまった感覚でした。
「エコビレッジ」へ思いをはせる日々
「自分の理想とする暮らしはエコビレッジにある!」
と考え抜いた先に結論がでました。
じゃあ、次はどうする?
コロナ禍で自分ができることは?
気になる書籍や動画、
SNSで情報を集める日々を送っていました。
そんな中で見つけたのが
「三角エコビレッジ サイハテ」でした。
(※ちなみに「三角」の読み方は「ミスミ」)
山の上という大自然の中での暮らし
子供も大人もいきいきと目を輝かせている空間
畑を耕し動物の世話をする日常…
「行ってみたい!」
ほかのエコビレッジとは異なる、
建物の雰囲気や
住んでいる人の多さ
すでに開村9年目という情報を知り
訪れることを決意しました。
初めて訪れたのは2020年6月。
3か月前に
ゲストとして訪れました。

「ここには、今まで感じたことの無い時間が流れている…!」
という衝撃的な第一印象から、
「もっと知りたい!」
「もっと感じたい!」と
サイハテに対して燃える思いが
ふつふつと沸き上がってきました。
ベーシックインカムならぬ、「サイハテインカム」を使って長期滞在
実際に暮らしている住民と会話したり、
村の中を見学したり、
一日のゲスト滞在では
分からないことが多すぎました。
少し日を置いて、
もう一度訪れたい気持ちから
サイハテHPを確認すると
「サイハテインカム」
というボランティア制度を見つけました。
簡単に説明すると
村の仕事をお手伝いして、
無料で滞在できる制度です。
(※2020年9月以降~短期での受け入れは有料に変わりました)
7月から約1か月
サイハテインカムの
ボランティアスタッフとして
受け入れていただきました。

1か月の滞在で
やっとやっと、
村のことが分かってきました。
住民の日常生活、
物を共有する感覚、
村内全員が集まる宴の雰囲気、
合言葉「お好きにどうぞ」で人がどう動くか、
などなど…
ゲストとして1日宿泊と
スタッフとして1か月滞在では
村の見え方が全く違いました。
「暮らす」ことで分かることが
毎日ありました。
具体的なことは別記事で~
サイハテインカムで、どんな生活を送っていたの?
スタッフ同士は共同生活です。
私がスタッフをしていた時期は
定員である8人(男子7:女子1)が
スタッフとしていました。
村の手伝いを1日6時間
朝昼夜の食事は分担で準備
毎食ともに食卓を囲む
寝るときも
シェアハウスで同じ屋根の下です。
(※私は女子1人だったので別棟でしたが。)
「おはよう」から「おやすみ」まで
時間を共に過ごします。

スタッフとしてここで出会った仲間は
これからエコビレッジをつくろうと考える私にとって
かけがえの無い存在になりました。
具体的な村の作業は別記事で~
まだまだ続く、サイハテでの暮らし。
1か月のスタッフ期間、
新住民の募集がありました。
人生の目標、
「エコビレッジづくり」への第一歩として
この一年を
修行する時間・人脈を広げる期間
としてサイハテで活動することに決めました。
2020年9月から約1年間、
サイハテで暮らします。
といっても
「衣食住」のまずは「住」
自分たちが住む家を建てるところから…
「イナカデイエタテ」プロジェクトが
始まりました。

愉快な仲間と、
優しい女性棟梁のもと
今年中に家を建てちゃいます!
日々の様子は私のインスタから。
今こうして挑戦できる機会に
感謝です。